副業時代に入り、さらにはリモートワークが推進される中、「Webライター」という職業が注目されています。
「文章さえ書ければ始められるのでは」
と言った認識が通っており、会社員の方や学生、専業主婦などいろんな立場や業種の人に興味を持たれている職業です。
確かに、プログラミングやデザイナーのように特殊なスキルやソフトが必要ではないため、誰でも気軽に始められるのは事実です。
しかし、一方で同じ職業なのに収入や就労環境が大きく異なるのもライターの特徴です。
この記事では現役ライターである管理人がWebライターの職業について詳しく解説します。
「Webライターを始めてみたい」
「今稼げない理由を知りたい」
と言った方はぜひ、参考にしてください。
Webライターとはどんな仕事?
Webライターとは仕事でネット上で閲覧できるメディアや記事を投稿する人たちのことを指します。
最初は企業のサイトやニュースメディアなどの記事を作成するというのが主でしたが、最近ではインスタグラムやTwitterなどのSNSに投稿するという仕事も増えてきています。
Webライターという仕事に関しては「儲からない」「廃れていく」などの声があったりしますが、
業界にいる人間としてはっきり言って需要は拡大しています。僕自身も業務では自分だけでは手が回らないのでいろんなライターの方と提携して業務を進めています。
Webライターになるために必要な資格はなし!
さて、そんなWebライターという職業ですが就職するために必要な資格というのはありません。
あって便利な資格はあってもそれは必要不可欠ではなく、なんの資格がなくてもなれます。
僕自身も36歳という遅い年齢でWebライターになったんですが特に資格などは取得していません。
これに対して例えばプログラマーはJavaやPHP、Pythonなど特殊な言語の習得が必要です(わからない人は知らなくてOKです)。
デザイナーに関してもイラストレーションやフォトショップというが使いこなせないといけません。
最新は動画も需要が出てきたので、Premier ProやFinal Cutなど動画編集ソフトが必要となります。
これらは習得しようとすると個人でやるにはかなり難しく、
また、そもそもソフトの使用料もかかってしまいます。
なので他のWeb業界の職種よりも気軽に始めやすいのがWebライターの良いところです。
Webライターで仕事を始めるには
さて、実際にWebライターで仕事を始めるにはどうすればいいでしょうか。大きく
- フリーランスのライターになる
- ライターとして企業に勤める
この2つがあります。それぞれ詳しく解説します。
フリーランスのライターになる
特定の会社や企業に属するのではなく、クライドソーシングなどで仕事を受けるのがフリーランスとしての働き方です。
現在、会社員で働いている人が副業で始める際もこのフリーランスで始める方が多いです。
自分のやりたい分だけ仕事の依頼を受けて業務を進めることができるので自由度が高くストレスも少ないです。
忙しい時は受けなくてもいいので好きなときに働けるということも実現できます。
デメリットとしてはやはり同じくフリーランスでWebライターとして働いている人が多いので仕事を受注するのが最初は大変になってきます。また、クライアントとの交渉なども自分で行うために、トラブルが発生してしまうこともあります。
ライターとして企業に勤める
それに対して企業が運営しているメディアやサービスのライターとして就職するという方法があります。こちらは僕自身もこの方法で働いています。
メリットととしては企業で働いているので安定した収入が手に入ることです。
デメリットとしてはやはり会社員であるために、自由度はそこまで高くないと言うことが挙げられます。また、興味がない分野でのライティング業務はストレスがたまることもしばしばです(気にならない方は問題ないでしょうが)。
なお、地方に住んでいる人は「地元にWebライターとして働ける企業がない」と嘆いている人もいますが、最近はコロナ禍の数少ないメリットとしてリモートワークの環境が改善されて東京などの都市に基盤を置く企業が地域関係なく募集しているところもありますのでぜひ、興味がある方は探してみてください。
ライター未経験ならまずはブログから
さて、ライターになるにあたってどうすればいいかということですが、全くの未経験でもライター募集をしている企業もあります。しかし、その場合どうしても年収が低くなってしまいます。
ある程度評価される状態でWebライターとして就職したいのであれば、ブログを始めることをおすすめします。
ブログで集客する訓練やものを売る経験や知識がある状態であれば、その実績が評価されて転職時にも給料が上がります(これは経験済み)
Webライターになってよかったこと悪かったこ
さて、Webライターになってよかったことや悪かったことについてお話します。
Webライターになってよかったこと
- 年収が上がった
- 自由度高く働けるようになった(これは会社によりけり)
- 人との接触によるストレスがなくなった
僕自身、36歳でうつを発症してしまい、人付き合いが苦手になってしまったことがあり、自由に働ける環境はとてもありがたいです。
Webライターになって悪かったこと
- クライアントによっては何度も記事を書かされる
- 書きたくもない記事やネットを書かされることもある
- 良い文章が出ない時はしんどい
他の職業と変わらず、Webライターもクライアントありきです。クライアントが求める文章をその結果をもたらすために書くわけです。
そのため、クライアントが気に入らなければ何度も描き直しさせられることもあります。
また、クライアントや内容を選ぶこともできません(えらいライターになればいいんでしょうが)。
さらにこれは僕自身が先ほど触れたようにうつ病でこともあり、時期によっては頭が働かない時期があります。そんなときにクリエイティブな仕事であるライティングがしんどいと感じるときがあります。
Webライターに必要なスキル
さて、以上がWebライターという仕事に関してのお話ですが、では実際にWebライターにはどのようなスキルがあるのがよいのかこちらについてお話します。
- SEOライティング
- セールスライティング
- シナリオライティング
それぞれ詳しく説明します。
SEOライティング
SEOとは(Seach Engine Optimization)の略で
狙っている検索ワードでWebページの上位に表示させるテクニックです。
一口にSEOと言っても、ライティングだけではなく、
色んな要素があるのですが、ライター
としてはSEOライティング、つまり、検索エンジンに評価される
文章のルールを知っておく必要があります。
セールスライティング
セーするライティングとは「商品やサービスを売る文章テクニック」です。
モノやサービス、そして情報が溢れかえっている現代、「これがいいですよー!」とメリットだけ訴求してても悲しいほどに売れません。
ですので、いかに他のサービスやもの、商品に埋もれずして売るのかというのが重要になります。
そこに必要になるのがセールスライティングです。
シナリオライティング
こちらは動画制作やSNSなどで重宝されるライティングテクニックです。
Youtubeや5Gなどによって動画広告というのが増えてきています。
そこでいかに魅力的な動画をつくるかといった筋書きを書くのがシナリオライティングです。
ネット記事とはまた別のライティングテクニックが必要なのですが、比較的単価が高いのが特徴です。
稼げるライターと稼げないライターの違い
さて、Webライターの仕事や必要なスキルについてある程度ご理解いただけたと思います。
最後に気になるお金事情として「稼げるライターと稼げないライターの違い」について触れたいと思います。
- 稼げる分野で書いていない
- 業界調査をしっかりしていない
- ライター以外の仕事を知らない・関心を持たない
ライターという職業についているかたでとにかく文章力や表現力を磨くことに注力してその他の分野には興味を示さない人がいますが、そういう方はやはりなかなか大きく稼ぐことができません。
あくまでもクライアントありきでクライアントからお金をもらうというのがWebライターの仕事ですのでいかにその売り上げが最大化できるかというのを考慮できるかが稼げるか、稼げないかの一つの分岐点になります。
こんな誘いは危険!ライター希望者の高額塾やサロン
「稼げるライターになれます」
「仕事を定期的に振ります」
そんな謳い文句で高額塾やサロンに誘導する人がいますが、注意しましょう。もちろん全てが悪というわけではありませんが、中にはそこで大した内容じゃないのに高額なお金を請求している場合があります。
ライティングに関しては私もこちらのブログやYoutubeなどで無料で発信しますのでそちらもご覧ください。
まとめ
以上、Webライターという職業に関して解説してきました。誰でもがなれる職業だけに競争率が高い職業でもありますが、スキルを極めると自由な生活と収入が手に入れられる職業でもあります。ぜひ、この記事を何度もご覧いただき、ご検討ください!