フルタイムの仕事をしていて保育園のお迎えが遅いというのは気になってしまいますよね。
僕自身も、僕と妻がフルタイムで仕事をしているので延長保育を利用しているのですが、
お迎えが20時過ぎてしまう、という状態をずっと続けています。
お迎えに行くといつも保育園には自分の子どもだけがいます。
お迎えが遅いというのは本当にかわいそうでしょうか?
この記事では実際にお迎えが遅い場合の子どもの様子や影響について当事者の立場から解説します。
子どもは案外楽しそう
実際のところですが、子どもはさびしそうにしているわけでもなく、案外楽しくやっています。
逆にお迎えいくと
「えー?もうお迎えー?」
とちょっと嫌そうにされることもありました。
その理由は以下にありました。
延長保育同士の友達と仲良くなる
まず、延長保育を利用している子どもたち同士でとても仲良くなります。
同じ境遇というのを本人たちも感じ取っているのか
お父さんお母さんが仕事しているからみんなで仲良く遊ぼうとしている
雰囲気があります。
学年も超えて仲良くなるのでお兄ちゃんおねえちゃんができたような感覚でいるようです。
先生を独り占めできる
延長保育になると、子どもたちは少なくなるので必然的に先生と触れ合う時間が多くなります。
さらに時間が遅くなるとその割合が増えてきます。
こうなると子どもは普段はできない先生の独り占めが出来ちゃい、思いっきり甘えたり遊んだりするようです。
園の先生の話によると、うちの子に関して言えば、次の日に延長保育の時に先生と何したかを
友達に自慢したりしているようでした
先生も一人一人に接することが出来る
また、先生方も子どもたちに日中ではできないような丁寧な接し方や遊びをしてくれます。
うちの保育園で言えば、延長保育で将棋を教えてもらっていました。
おかげで5歳の時から長女は将棋ができるようになり、家でも将棋をやってくれと頼んできます。
将棋教えるのって結構大変なんですけど、それをやってくれたのかと思うと有難い限りです。
また、難しいあやとりやUNOも教えてもらっていました。
以上の理由から「お迎えだからかわいそう」というのはなく、
案外楽しそうにやっていています。
どうしても気になる場合
とは言え、これは良い例かも知れません。
保育園の方針が合わない
同じ延長保育を利用している子と自分の子が良く喧嘩する
特定の先生を接しさせたくない
などなど、色んな理由で延長保育を利用したくないという場合もあるかと思います。
実際、知り合いにもそういった理由で共働きにも関わらず、延長保育の利用を減らしたりしている家庭もありました。
延長保育を利用しない場合の対処方法は以下になります。
ベビーシッターを利用する
べぴーシッターを利用するのが一般的な方法です。
お迎えだけでなく、夕食を食べさせてもらったり、洗い物・掃除などの家事もやってもらうことで
保護者の負担もかなり楽になります。
しかし、料金がやはり重荷になってきます。
安いところでも1時間1000円となってきます。家計との兼ね合いを考えて利用を検討したほうがいいですね。
ファミリーサポートを利用する
ファミリーサポートとは自治体が運営する、地域住民の助け合いサポートです。
地域の方で子育て経験者の方が保護者に代わって子どものお迎えや預かりをサポートしてくれます。
利用料金もベビーシッターに比べて非常に安く、
僕の家庭も時たま利用しています。
お迎えだけだけでなく、サポーターの方の家で面倒を見てくれるケースもあります。
注意点としてはサポーターの方との関係性が出来ていないと子どもが嫌がる場合があったり、
人によってサービス内容がかなりまばらではあるというところです。
送迎付きの習い事を利用する
近年、送迎付きの習い事が増えています。こちらを利用するのも手です。
延長保育では得られない体験や学習ができるので一挙両得です。
欠点としては料金もそうですが、保育園の許可が下りるかどうかもチェックすべきです。
まとめ:「遅い」ことがかわいそうだと思わないで
繰り返しになりますが、保育園のお迎えが遅いからと言ってその環境がかわいそうかと言えば一概にそうではありません。
むしろ、僕の子どものように楽しんですらいる子もいます。
大事なのは、そんな状況になったとしても「かわいそう」だという罪の意識を持つ必要は決してないということです。
家庭環境は様々です。お金があって時間があるからと言ってその家庭が幸せかと言えばそうではありません。
むしろ、子どもはずっと仕事を頑張っている保護者の姿を見て
「自分のために仕事がんばってくれてるんだな」
と感じていることもあります。
なので決してかわいそうではなく、「うちはうち、よそはよそ」の精神でいきましょう☆
後日談:妻が専業主婦になってからの様子
以上の記事は共働きだった時に書いた記事ですが、その後、一身上の都合で妻が会社を退職することになり、専業主婦になりました。
それに伴い、延長保育の利用はなくなりました。
私には2人こどもがいるのですが、上の子は0歳児から5歳児(幼稚園で言うところの年長さん)まで延長保育でした。
延長保育がなくなり、母親と触れる時間が増えて喜ぶかなーと思ったら案外そうではありませんでした苦笑
むしろ、延長保育で遊べなくなったことにショックを受けてすらいました。
案外そんなものなんだなと思っています苦笑