フルフレックスという働き方はご存知でしょうか?
ごく簡単に言えば好きな時間に出勤して好きな時間に帰ってOKという勤務形態です。
このような働き方が増えてきており、
実際、僕もフルフレックスで働いています。
一見すると、この働き方、働く側からすれば良いところだらけに見えるように思えますが
一概にはそう言えないというのが実感です。
そこで今回、この記事ではフルフレックスで8カ月以上働いてきた僕が
フルフレックスの良いところ、悪いところについて詳しく解説していきます。
フルフレックスとは
フルフレックスとは完全に働く側が自分の裁量で始業時間と終業時間を決められる制度で
最近、進められている働き方改革の一つです。
企業側としては柔軟な働き方を取り入れることで優秀な人材を確保しようというのが狙いです。
(いや、僕が優秀とは言ってないですよ笑)
同じような制度でフレックス制度がありますが、こちらはコアタイムと言って必ず会社にいなきゃいけない時間帯が決められています。
例えばコアタイムが11-16時と決まっている場合は
遅くても11時には出勤しなければなりません。
同様に退勤は16時以降になります。
これに対してフルフレックスは完全に自由です。
実際に僕は朝早く起きれば9時くらいに出社することもあれば寝坊したり、歯医者などの用事を朝に済ませて14時くらいに出社することもあります。
同じ会社の人間には17時に出社する人間もいます。
自分の会社は「やることやってくれれば時間は問わない」というスタンスなので好きな時間に帰ってもOKという感じです。
フルフレックスを選んだ理由
フルフレックスを選んだ理由はずばり「子ども」です。
当時、共働きで嫁さんの方が稼ぎが良く、また帰りも遅かったので自分が子どもの保育園の送り迎えなどを担当していました。
そうなると子どもが保育園で発熱になると
自分が迎えに行かなきゃならない。
当時、ベンチャーIT企業で働いていたのですがある程度の理解は得られていたものの、何度も続いたせいで若いスタッフとの距離ができてしまい、社長にもこのままだと昇給が難しいと言われたのがきっかけでした。
フルフレックスで働くメリット・デメリット
さて、そんな経緯でフルフレックスで働くようになったのですが、冒頭でお伝えした通り、良いことだけではなくデメリットもありました。
それについて説明します。
メリット
フルフレックスのメリットといえば
- 通勤ラッシュに合わなくて済む
- 子どもの送り迎えや急な体調不良などにも対応できる
- 平日でもプライベートな時間を確保できる
- 会社での人間関係に悩まなくて済む
などです。特に自分にとってはやはり子どもの送り迎えを何の気兼ねもなくできるようになったのはでかいですね。
あとは、夫婦だけの時間ができた(お昼に2人でランチする)なども良いことですね☆
デメリット
さて、それではデメリットですが以下のようなことがあります。
- 自己管理をしっかりしないといけない
- 効率的に仕事ができない時がある
- 同僚とのコミュニケーションは希薄になりがち
とにかく、自己管理をしなければいけません。正直、僕はそこまで自分管理が出来るほうではないのでたまになぁなぁで一日が終わってしまうこともあります汗
なので効率的に仕事ができない時があります。
また、会社の人間とのコミュニケーションは希薄になりがちです。ただ、ここに関しては僕自身はそこまでデメリットを感じていないのですが、人によっては気になるところでしょう。
フルフレックスに向いている人
フルフレックスで働き出して8ヶ月経ちますがどんな人にもお勧めかといえばそうじゃないかなと思います。
どうしても人間関係は希薄になりがちですし、自己管理をしっかりしないといけません。
また、上司から仕事の内容を逐一チェックしてもらったり指示があるわけでもありません。
なので自分でも仕事を積極的に進められる人がフルフレックスに向いていると思います。
まとめ
以上、フルフレックスという働き方について実体験をもとに解説してきました。
実際、僕のような家庭環境であれば非常にありがたい制度ではあります。
しかし、導入している企業はまだまだ少なく、多くはベンチャー企業ばかりです。
なのでフルフレックスの働き方だけではなく、どういう企業かもしっかりチェックする必要があるかと思います。