「走っているのに痩せない」
こういう人多いんじゃないですか?ってか僕がそうでした。すごく走ってるのに痩せない。意味がわからん。
でもこれって実はきちんと理由がありました。
ってこの問題について考えたいと思います。
ランニングで痩せる理屈
まず、ランニングで痩せる理由というか原理について考えてみます。
「んなもん、有酸素運動が脂肪を燃焼するからだろ」
ってのがだいたいの常識じゃないですか。僕もそう思ってましたもん。
ただ、ここもうちょっと深堀りしますよ。
知ってるよって人もおさらいでっせ。
有酸素運動とは?
有酸素運動といえばジョギングとか水泳とかサイクリングが代表的なものです。
これらの運動では文字通り酸素が必要なんです。
どういうことじゃい?というと
どんな運動でもその元となるエネルギーが必要になります。
有酸素運動の場合はそれが脂肪なんです。
体の中の脂肪を分解・燃焼することで運動のエネルギーにしてるんです。
その脂肪の分解・燃焼に酸素が必要なんです。
無酸素運動とは?
無酸素運動はウェイトトレーニングや短距離走が代表的なやつですね。
じゃあ逆の無酸素運動は運動時のエネルギーはどこからとっているのかと言うと
脂肪じゃないんですよ。
グリコーゲンってものを使っているんですよ。
どこにあるかというと筋肉の中にあるんです。
これを無酸素運動のときは酸素使わずにこのエネルギーが使えるんです。
だから無酸素運動。
ちなみに
「蜂が来た!!!危ないっ!!!」
って緊急に逃げるときなんかもこのエネルギーが使われます。
別に蜂に限らないですけど。
なのに走ってもに痩せない
ってことでこの理屈で言えば有酸素運動してりゃ痩せるはずなんですよ。
ところが痩せない。
これはもう本当に自分が身をもって体験しました。
2年前、ダイエット目的で長距離ランニングを行っていました。
基本的には1回10km以上。
これがその時の記録です。
ちょっと見にくいですがこんな感じで走ってました。
大体ですが2日に1回のペースで走ってました。
よう走ってたなw
これだけ走っても体重は5kgくらいしか減りませんでした。
そのため、やる気が無くなって辞めてしまいました。
なぜ走っているのに痩せないのか
この件がどうにも引っかかって色々調べてみました。
そうすると走ると確かに脂肪をエネルギー源として使うのでその意味では脂肪は減るんですが、走ることで他にも影響が出るようなんです。
走ると筋肉も減る
まずこれです。走ってると爽快感みたいなものもあったりしますが、やっぱりしんどい。この「しんどい」というのを感じると、体の中でコルチゾールというホルモンが分泌されます。
こいつ筋肉を分解するんですよ。
これが問題。
どういうことかというと筋肉も脂肪を燃焼してくれてるんです。基礎代謝なんて言葉もありますがこれも筋肉が関わっています。筋肉が多いほうが脂肪が燃焼しやすいんです。なので筋肉が減ると大変なんです。
しかも筋肉が減ると体もダラッとして見えてしまいます。
体が脂肪を溜めようとする
今でこそ、飽食時代とか言って食べ物にあふれてる、食べ物に関しては事欠かないような環境に我々住んでますが(もちろんみんなとは言わんよ)、戦前とかはそうではなかった。食べ物が満足に得られるなんてことなかったんですよ。
ってことはですよ、体が常に栄養を貯めようとしてたんです。
これが走るのと何の関係があんの?ってことなんですが、走ると脂肪が減っていく。そうすると体は危機的状況を覚えて脂肪を貯めようとするように働くんです。
なので普段の食事でも余計に脂肪を蓄えようとするんです。
ランニングダイエットは思ったより大変
ってことで走ってダイエットってのも以外と大変なんですよ。
そんなに簡単に脂肪燃焼して体重が減ってくれるってわけでもないんです。
K.Z.N.的有酸素運動ダイエットのススメ
でもダイエットに有酸素運動は欠かせません。
特に僕みたいに適正体重より20kg以上もあった人間には特に。
そこで僕が編み出したのは
ウエイトトレーニング+ウォーキング
です。
ウォーキングのメリット
「ウォーキングって歩くんでしょ?それで痩せるの?」
って思ってる人多いんじゃないですか?
でも結構効果あるんですよ。
ウォーキングは意外にカロリーを消費してくれる
まず、イメージとして走ったほうがカロリーを消費してくれる、歩くのはほとんど消費しないと思っている人が多いんですがそうでもないんですよ。
これ計算にもよるんですが、僕が使っているランニングアプリだと
ランニング 1時間41秒・・・780kcal
ウォーキング 1時間6分7秒・・・781kcal
なんですよ。ウォーキングのほうが時間長いですけどそうは言っても6分程度。
それでこれだけしか変わらないんです。
ウォーキングは負担が少ない
ウォーキングはランニングに比べて負担が少ないのがメリットです。そのことで2点メリットがあります。
ストレスが少ない
さっき上で触れましけど、走っている時のしんどさはストレスになります。そうすることでコルチゾールによって筋肉が分解されますが、ウォーキングは負担が少ないのでストレスをあまり感じることがありません。
ケガが少ない
ランニングは足に負担が多くかかります。そのため、ケガする危険があるのと、筋肉にも負担がかかるので続けて行いにくくなります。
ウエイトトレーニングは筋肉の維持目的
とは言え、ウォーキングで筋肉は多少減る可能性はあります。
そこでウエイトトレーニングを取り入れます。
でも、これは筋肉を増やすってことではなくて、減っていきそうな筋肉をなるべく維持するのが目的です。
まとめ
以上、まとめると
- ランニングダイエットって思ったより痩せない
- むしろストレスや体の防衛本能で筋肉が落ちてしまって痩せにくい体になる
- 有酸素運動取り入れるならウェイトトレーニングもあったほうがいい
- 負担が少ない有酸素運動が意外と良い
って感じです!現にそれで僕はある程度成果が出てるなと思っています!
思うにダイエットってずっと取り組むことだと思うんです。
早く痩せるために集中的に取り組むこともあると思いますが、そうすると急激に痩せようとする体のほうが防衛反応を働かせて、痩せにくくすることがあるようです。
痩せた後も維持しなきゃいけないし。
どこかで聞きましたが
脂肪はほっとけばつくし、筋肉はほっとけば落ちていく
らしいです。
ってことはより続けやすい方法を探さないといけないのだろうと思います。
以上はあくまで僕が今まで取り組んできた中での方法ですがご参考にしていただければ!